ベスパOEM生産時代が全盛期、LMLのベストセラーFreedomから思うコト

DSC_0340.JPG

ブログ記事ネタを整理していたら出てきた今は亡きLML社製の「Freedom」。
2017年に破産しているのですが、1980年代はイタリアのピアッジオと提携しベスパをOEMで製造していたことで日本でもご存知の方は多いのではないでしょうか。
この業務提携も2000年には解消され、「スターデラックス」というベスパに酷似したモデルを展開し、一命をとりとめましたが業績は徐々に悪化し破産に追い込まれたバイクメーカーですね。






日本ではベスパの面影を残す「スターデラックス」シリーズが人気を誇っていましたが、ご当地インドでは「Freedom(フリーダム)」シリーズのほうがメジャーな存在。
理由は、現地人によりますと極めて単純でして、

『Freedomのほうが4人まで乗れる♪』

からだそうです(笑)。
“いやいや、4人乗りはないやろぉ~”、と突っ込みたいのですが、まぁ3人くらいならいけるかなと考えてしまう自分は、日本人DNAの劣化を時々感じてしまいます。


DSC_0336.JPG

海外輸出を中心に稼ぎ頭だった「スターデラックス」シリーズも所詮は「ベスパ似のスクーター」。
知名度は本家ほど上がらず徐々にその姿を消していくのでした。
一方で、インドで人気モデルだった「Freedom」シリーズも、ご覧のように大した特徴もないバイク。
よく似たモデルは、ホンダ、スズキ、ヤマハやヒーロー等から市場に投入されている市場。


DSC_0338.JPG

おそらく破産のキッカケの1つは、ヒーローホンダがホンダとの業務提携を終え、独自の「ヒーロー」ブランドとして生まれ変わったからではないでしょうか。
これによりヒーローのバイクは、インドメーカーながらホンダの血を引く地元メーカーという印象が強くなり、当然安価な価格で製品を市場投入できるようになったと聞いています。


DSC_0339.JPG

工作機械メーカーからベスパをOEM生産することでのし上がったLML、一方でヒーローはその昔「ヒーローホンダ」ブランドとして勝手に「ホンダ」という名称を使用していたにも関わらずごホンダとの折り合いをつけ“ご本家ホンダ公認の「ヒーローホンダ」”として存続した経緯があるメーカー。
こう考えても、LMLとヒーローのインドバイクメーカーの勝負の行方は簡単に想像できますよねぇ。

国内市場が巨大なだけにインドだけでも食っていけたはずだと思うのですが、このLMLも悲運だったのかなぁ。
今のうちにLMLバイクを買いあさっておけば、将来良い値がつくかなぁ。。。あまり期待できそうにないですね(苦笑)。






(バイクの記事たち)
仮面ライダーにはこっちを乗って欲しかった「ベネリ(Benelli)」
世界最古のオートバイメーカー「ロイヤルエンフィールド」
軒下で見つけた2台の“懐かしいスクーター”
情報求む、チャイナットで見かけた謎のバイク
スズキと離婚しBMWと再婚。インドのバイクメーカー「TVSモーター」
発想は面白いと思うのですが、チョッピリ残念なトゥクトゥク
トゥクトゥクの原型と言われるダイハツ「ミゼット」、実はインドは違う話
路地裏が妙に似合うトライアンフ「ボンネビルT120」
GPXに続け!タイで私のイチ押しバイクメーカー「スタリオン(Stallions)」

(関連カテゴリ)
ちょっと珍しい世界の車たちの記事一覧





この記事へのコメント


<❤ちょっとエッチな人気カテゴリ❤>
タイの夜遊びシリーズ💘
お姉さんの部屋シリーズ💘
お姉さんが来たシリーズ💘
お姉さんの実態シリーズ💘
お姉さんの「ボクの夏休み」シリーズ💘
「出会い」のあるシチュエーション💘シリーズ
【期間限定?】シリーズ💘
「Chau Docという国境の町」物語


❤❤「Google待避所」的な別館はこちら❤❤
海外を徘徊するおじさんのブログ(別館)
海外を徘徊する画像たち

♠♠そうです、私は癌患者♠♠
サラリーマンの癌闘病日記

こんなショボいブログなんですが、人並みにランキングに挑戦しているのです。。。f^^;
”元気の源”のために下のランキングボタンを1日1回”ポチッ”としてもらえるとシッポを振ります♪
リンク先では、ここよりもずっと面白いブログに出会うと思いますが、きっと帰ってきてくださいねぇ~♥
👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇