このところマレーシアに関する問い合わせをいただくようになっているのですが、何でももうすぐ『武漢肺炎の束縛』から解き放たれ渡航が解禁されるとかされないとか。
ただ、現時点(2020年6月8日)で私の耳に入っている限り、そのような情報は現地の友人に問い合わせても無いようです。
タイ、フィリピンやシンガポールあたりの行き慣れた渡航先に行けず、以前は比較的入国審査が緩かったマレーシアに標準を合わせたのなら、それは間違いでしょう。
マレーシアは(インドネシアもそうですが)国自身が宣言する“イスラム教の国”です。信仰する宗教に国が言及する珍であることは覚えておいた方が良いかと考えます。
今現在のアナウンスでは、6月10日から国内移動は緩和されるとの報道ですが、あくまでも国内のお話。
未だに夜のエンターテイメント系の施設であるバーやパブ等は閉まったままで、再開のメドは立っておりません。
このブログでもいくつか記事にしていますが、マレーシアのこの手の施設って近隣アジア諸国からの出稼ぎ組の比率が高いのですが、彼女らも自国へ戻ったままで現場復帰は果たしていないようです。
これは日本を含む諸外国も同じなのですが、マレーシアも例にもれず外国人の入国制限を実施中。
海外安全ホームページでは、他の国と同様に「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」発令中。
同じようにマレーシア側でも、到着後に強制隔離措置も継続されています。
当然ですが、この強制隔離期間中の滞在ホテルは自腹で払うことになりますし、拒否すると禁固をともなう罰則が科せられます。
そうなのです、気を付けないといけないのは、この罰則の類でして、日本と違い『強制力を伴う』ことなのです。
この辺りは、インドネシアですが領海侵犯する中国籍の漁船を沈めてしまったり、公開で罪人に体罰を与えたり。。。イスラム教の国は“やる時はやる”というのが私の印象です。
もし海外滞在中に何かやらかしてしまうと、当然パスポートにも傷が付きますし場合によってはそのまま強制送還。
最悪のケースですと、二度とその国に足を踏み入れることが叶わない身分になってしまう可能性だってあります。
何も特別な話でははく“普通の措置”なんですが、なぜか日本の方にはこの認識が欠落しているというか、甘くお考えの方が多いように見受けます。
WHO(世界保健機関)のテドロスのおじさんが『感染抑止のためにマスクを付けましょう!』って言い始めているということは、武漢肺炎の収束もそう遠くはないのでしょう(笑)。
リスキーで無謀な渡航は控えて、もう少し辛抱しましょう。
今は何処へ行っても期待できる効果を得ることはないと、私は思いますよ。
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