東方から伝播されたタイの代表料理が「カオマンガイ」だとすると、西方からの代表料理は何と言ってもこの「カオモックガイ(ข้าวหมกไก่)」だと思います。
名前の由来は、「カオ=ごはん」、「モック=覆う」、「ガイ=鶏肉」ということで、「マオマンガイ」と同じ『鶏とご飯』の料理。
私もインド滞在中にこの「チキンビリヤニ」を好んで口にしていますが、タイの「カオモックガイ」のほうが全般的に香辛料の味付けが薄くチキンの風味が生かされていることが多いので好みですねぇ。
こちらの画像が以前紹介したインド料理の「ビリヤニ」なんですが、ほぼ同じですよね。
(厳密にいうと違うのでしょうが)簡単に言うと「カオモックガイ」は、「カレー風味の鶏炊き込みご飯」のモスリム料理。ハラルと言うことになります。
炊き込んである鶏はホックホクな仕上がりで実に口当たりが良く、咀嚼力の低下した高年齢の方々にも問題なくいただけますよ♪
もともとは、タイでもモスリムの多い南部の料理だったようですが、現在ではタイ全土で見かけることができますし市民権を得ている料理だと思います。
専門店も多くありますし屋台やフードコートやスーパーマーケットでも入手可能ですよね。
バンコク界隈でも有名専門店はインターネット上で紹介されているので、足を運んでみるのもよいかもしれません。
が、“カオモックガイごときに足を運ぶまでもない”という貴兄(私もどちらかというとこちらのタイプ)には、スクンビット通りに点在するインド料理屋やバイヨークスカイホテル辺り、またはモスク(イスラム教寺院)近くをウロついていると出会えると思います。
これらは「ビリヤニ」のほうをメニューに掲載していることが多いですが、個人的には「カオモックガイ」が多いと感じています。
そのぶん、インド人等の本場の方々には物足りない味かもしれませんが、タイ人がやっているかインド人がやっているかで、「ビリヤニ」と呼ぶべきか「カオモックガイ」と呼ぶべきか目安にできると思いますよ。
タイ料理にも日本料理にも少々飽きてきたあたりにイスラミックな一品を胃袋に流し込むのも良いかもしれませんね。
この「カオモックガイ」、モスリム料理で最近日本でも人気が出てきているらしいですねぇ。
“なんで今更?”と感じるのは私だけでしょうか、まぁ確かに美味しいのですけどね。
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この記事へのコメント
alfa
北タイでは屋台もたまにしか見かけません。何処も大して変わらない様な気がしてましたが、バンコクでは違うんでしょうね。
かる
確かに辛いものが苦手な方でも安心していただける料理だと思います。カオマンガイと共に鶏料理の双璧を担っていると個人的には評価しておりますねぇ(笑)。
そうですか、やっぱりタイでも南部発祥と言われている料理なんで北部ではあまり見かけないのかもしれませんねぇ。
むしろ北部の方が流行りそうな気もしますが、モスリム系の方が多くないのでしょうか。
バンコクでは結構見かけますよ。
有名店も沢山あるようですが、本当の人気店はすぐに売り切れてしまうようです。