1970年の初めに幕を閉じたダイハツのミゼット、いつみても愛嬌のある面構えですよねぇ。
おそらく画像もそうなのですが、この最終モデルが大量にタイへ流れ込んで現在のトゥクトゥクに至っていると言われているようです。
タイだけではなく、インド・パキスタンからミャンマーやラオス、フィリピンやインドネシアあたりまで波及している3輪タクシーたち。
それぞれ国によって愛称が違うようで
インドでは“リクシャー”、
フィリピンでは“トライスクル”、
また、インドネシア辺りでは“バジャイ”と呼ばれている「庶民の足」としてアジア諸国で現在も活躍中。
乗り方の基本は「相乗り」で、見ず知らずの人と窮屈な体勢で移動開始ですね。
インド辺りでは同乗者の体臭で辛いのですが、他の国だと前にお姉さんが乗るといつまでも乗っていたい乗り物。
そんなダイハツ起源言われているトゥクトゥクたちですが、全てがそうではなく例外があります。
インドやパキスタンのトゥクトゥクは、ダイハツを見本にしたものではなく、イタリアのベスパが見本なんですねぇ。
おそらくOEM生産か何かのなれの果てで現在に至っているのでしょうが、そう考えるとなんとかくカッコよく見えるから不思議です。
(でも、臭さは変わりませんが・・・)
また、タイですと別流派の「サムロー」なるものが存在しますが、こちらはどちらかと言うとバイクの改造車って感じで、あまり客を乗せてお金を取る商売には使われておらず、どちらかと言うと屋台を引いたり荷物を運搬するのに使われているようです。
もともと「三輪車」という意味で「サムロー」って名づけられたんでしょうが、手っ取り早くバイクを改造するとこんな感じになるわけでして、これではもはや「サムロー」とは呼べないですよねぇ。
カンボジアあたりですと、どちらかと言うとこちらの“4輪タイプ”のほうが主流だと思います。
荷車があると“トゥクトゥク”、荷車を外すと“バイタク”に早変わり・・・なんともややこしい話ですね。
相変わらず、インド人全般と一部のタイ人画像にはマスク処理を施さない私。
これって差別になるのかなぁ。。。(笑)
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この記事へのコメント
toripapa
ここ数年、ミャンマ-に立て続けに行ったのですが東南アジアで見かける三輪車はこの国で見たことはありません。ヤンゴンは自転車を含めた二輪車の規制が厳しいらしく古い自動車もなく、日本車とその中古車ばかりで観ていてあまり楽しくありません。ただ、半島車は不人気らしく、大陸の自家用車も見るのは希で不愉快な気分にはなりません。大陸では半島車に限らず家電系も含めて半島製品を二流とみなす風潮があります。最近は大陸製品のクォリティやサ-ビスの向上で見向きをされなくなりつつあります。そもそも、大陸は日本を鬼子で人を上回る恐ろしいものとして、欧米人も同様に隠語で洋鬼子と言いますが、半島は人以下の高麗棒子と蔑称を未だ使っています。本当はこんな事を書くべきではないのでしょうけど半島アレルギで酷くてなりません…
かる
いつも応援ありがとうございます。
十年以上前でしょうか、瀋陽や吉林辺りで3輪タクシーに乗ったことがあります。
ボディは樹脂だったような記憶がありますが、今はきっともうないんでしょうねぇ。
ミャンマーって、そんな所なんですねぇ、いつも短期滞在ですし情報源も乏しく気づきませんでした。
次回訪問時に注視しておきます、機会があれば記事にしてみたいと思います。
F1グランプリもそうでしたが、今回のオリンピックと言い半島の国際大会はかなり醜いようですねぇ。
一応紛争地域なんだから、こういうのを開催してはいけないと思うのは私だけなのでしょうか(苦笑)。