タイの田舎生活を引き揚げしばらく経ちますが、先日ちょいと顔をのぞかせる機会があったので立ち寄った時のお話。
『そういえば、送別会やっていなかったね~』
みたいなノリで暮らしていた宿を管理していたオジサンの勧めもあり、久々に一泊宿を取り宴を持つことにしたのでした。
と言っても、私を送別することが目的はなく「単に酒が飲みたいだけ。しかも私のお金を利用して」というのは見え見えなのですが。
まぁ、そう言ってくれるだけマシか・・・。この辺りは人懐っこいタイ人の得な所なのかもしれません。
どうせ自腹なんならということで、当然ながら仲良し(だった)彼の娘を呼ぶようお願いした私をオジサンは快諾。
土曜日ということもあってか、昼間にも関わらずぞろぞろとやってきた懐かしい顔ぶれ。オジサンの娘も含め友達なのか数名のお姉さんの登場に私の機嫌は上昇気流に突入するのでした。
とは言うものの私には今一つ両手離しで楽しめない“ある理由”あり、お姉さん達の現地語での会話に耳を傾けるのでした。
目の前に座わり酒を片手に談義しているお姉さん方の殆どは、多かれ少なかれ私と顔見知りだったのです。
その“ある理由”とは察しの良い方はお気づきだろうと思いますが、だいたいのお姉さんとは中身を知っている関係。
彼女らの会話の中で、私との話がでてきたらどうしよう。。。別にお姉さん同士の話なら気にする必要もないのですが、管理人のオジサンやその連れの野郎どもも同席している中ではちょっと困ります。
しかも、うち一人はオジサンの娘ですし、酒の勢いで「ねぇ、アナタの時はどうだった?」なんて話題なると居づらくなるのは必至。
中には一度しかお目にかかったことのないお姉さんもいますが、こんなタイの田舎の小さな村ですし「お姉さんネットワーク」で当時の日本人の私の存在は周知だったのでしょうし、私がどういうことが好きなのかもきっと知れ渡っていたに違いありません。
昼間から始まった送別会は予想通りただの宴会化したのですが、徐々に酒の強いヤツと弱いヤツの差が表れ始め暗くなることには何人かが戦線離脱、そこいらに横たわり始めるお馴染みの光景を目にすることに。
その一方で“酒に強いグループ”は元気いっぱいで大はしゃぎ。
こういうハイテンションな奴らが得てして雰囲気を読まず口を滑らし妙なコトをほざき始めるということは経験上よく知っています、油断は大敵とばかりに言動を注視する私。
普段なら皆と一緒にはしゃぐ私も、さすがに今回ばかりは『当時の悪事』がバレルの懸念し“早く潰れて寝入ってくれぇ~!もしくは帰ってくれぇ~!”と心で叫びつつも、冷静を装いながら酒を酌み交わすしかないのでした。
夜も更ける頃には、騒いでいたお姉さんたちのうち、ある者は帰っていったり、ある者はその場のすみっこで寝てしまったり、結局最後まで酒を囲んでいたのは管理人のオジサンを含めた野郎どもだけ。
これで『当時の悪事』が明かされることがなくなったことがなくなったと安堵した私ですが、こうなると気になってくるのは転がっているお姉さんたち。
“どうにかできるかな・・・”
なんて妄想を抱いていた私に、オジサンが微笑みながら切り出してきたのでした。
「もう、ちょっかい出しちゃダメだぞ。彼女ら結婚してるんだから。」
あら、バレてたのね。。。
月日が経つのは早いもので、当時一緒に遊んでいた彼女たちは既に奥様になられていたのでした。
しかも残っていた野郎どもは、どうやらダンナたちなのですがオジサンと一緒に同じく微笑んでいるではないですか。
“なんて不思議な処なんだ、タイランドって。夫婦揃って「元カレ」とは言わないまでも、独身時代の嫁のヤンチャぶりを知る男の所へ酒を飲みに来るなんて。”
さすがに嫁を気遣ってか自分だけ先に帰ってしまうことはないものの、彼女らこそ私が「当時の悪事」の話題を切り出していたら、どう立ち回っていたのでしょうか。
まぁ、そもそも今のダンナもどういう知り合い方をして現在に至っているのか知る由もない私なのですけど、きっと私の時のようなのがキッカケだったんだろうなぁって、考えてしまうのは少し意地悪ですかね(苦笑)。
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