皆さんは、海外で知り合い仲良くなったお姉さん(もしくは“オキニ”という存在)が日本に来たらどう感じるのでしょうか。
自分がその時に日本に居た場合、彼女が日本へ行くことを連絡してきてくれるコトを両手離しで喜べる方は、実はあまり多くないのではないでしょうか。
このブログをご贔屓にしてくださっている方々の大半は俗に言う“おじさん”に属する方が大半なのでしょうし、私もそうですね。
この歳になると、海外ではそれなりに遊んでいるのですが、日本国内となると「守るモノ」も多々あり、できれば海外で過ごした「アバンチュールな出来事」は消し去りながら平々凡々を装って生活されているのではないかと思います。
私も例に漏れず“その一人”なのですが、昨今のタイでの日本旅行ブーム。
毎年日本を訪れるタイ人の数は増加中、当然ですが私らから金をむしり取ってきた裕福なお姉さん方も続々と日本へ押し寄せているのでねぇ。
今回は、私の知り合いのお姉さんが“憧れの日本旅行”を敢行し、はるばる時差2時間の時を超えて日本上陸を果たしたお話です。
その時の様子と私のみみっちい行動なお話です。
❤「アナタ、明日日本に帰るのね」
ベッドの中で彼女はそう囁いてきましたが、またいつもの「SKⅡとかキティちゃんグッズ」のおねだりだと思い私も気にも留めていませんでした。
♠「うん、そうだよ。でも、10日だけだからカバンも小さいやつで帰るんだ」
土産物へのささやかな抵抗をほのめかしながら答える私。
が、それを受けて彼女の口から出てきた言葉が妙に頭にこびりついたのでした。
❤「じゃ大丈夫ね、今晩は“おやすみ”するナ。。。」
彼女は、そう言い残すとベッドから這い出て帰る準備を始め、寝転がっている私を残し部屋を出て行ったのでした。
“???何を言っているんだ、コイツ”と思いながらもそのまま就寝。
私は、翌日早朝の便で一路日本へ旅立ったのでした。
日本上陸後に携帯電話のフライトモードを切ってしばらくすると飛び込んでくるメッセージたち。
その中に昨晩のお姉さんからのものもあり、開いてみると画像だけ。
その画像で初めて彼女が昨晩囁いた言葉の意味を知ることになったのです。
“アイツ、まさか日本に来るのか???”、しかしすでに画像から想像するに空港から飛び立とうとしている雰囲気です。
“いやいや、この画像からでは日本に来ると決まったわけではないし、単に私のいない間に海外旅行に行くだけかもしれない”
しかし翌日に送られてきた画像を見て、私の楽観的な憶測はあっけなく打ち砕かれるのでした。
“アイツが日本に来ている・・・”
携帯の電源を切ったままにしようかとも思いましたが、仕事の連絡を受け取る必要もあり、電源はそのまま受信可能状態にしておくことにした私。
そして次の日、私は彼女が何処にいるのかを知ることになるのでした。
撮影風景から察するに一人旅ではなさそうですが、その確証はありません。
日本語が堪能な彼女はメッセージを私の所在を確認するべく画像やメッセージを定期的に送ってくるのでした。
しかし、周囲の風景からは完全に浮いているファッションセンス。。。
正直、“こんなお姉さんを日本で連れて歩くのは御免こうむりたい”という感情が湧きあがってきます。
“関東に居ることがわかり西日本に潜伏している私に会うことはできないな、ましてやそんなに日本に長期滞在なんてできるはずがない”
これがあの場面で私の出した結論。
彼女に少し優しい返信でもしてやろうかなという気になり、“ごめんね、今東京じゃないんだよ。大阪という町に居るんだ”と実は更に西方が居住地なのですがジャブを返してみる私。
「“オオサカ”は“カンサイ”、チャイマイ?」
“なぜ、そんなガイドブックをもっているんだぁ。。。まさかっ”
おそらくパッケージツアーなのでしょう、彼女はUSJにも行くことになっていたようで準備していたようなのですが。
もともと、こういう“徐々に追い込まれる状況に強くない”私。
タイに居る時には会いたくて、独り占めしたくてしょうがなかったハズなのに不思議です。
予想通り、USJでの画像が送られて来るまでにはそう日数はかかりませんでした。
しかし、相変わらずダサい服装。。。やはり彼女を日本で連れて歩くわけにはいかないことを再認識。
結局、急きょタイへ戻るとウソをつき場を凌いだのですが、これを機に彼女と疎遠になっていったのは言うまでもありません。
疎遠になることを不思議なことにそれをすんなり受け入れる自分。
ホッとしたというか何とも言えない感情に陥ります。
そこで私が気づいたことは、
『日本のタイパブで仲良くなっておいて、彼女が帰国した後に現地で親密になろう』
なのでした。
日本で働く彼女らもいつかはビザが切れて帰国するはず、そうすれば日本に居る間にはただの“メッセージ友だち”だった存在から何か進展があるかもしれない。
“日本に居る間はなかなか手が出せないけど、帰国してしまえば見え方が変わるかもしれない。
しばらく日本で暮らしていれば、ファッシャンセンスも変わっているだろう。それに期待しよう“
という結論に達したのでした。
という、『同じものを見ても環境や雰囲気で反応や対応が変わってしまう』というお話でした。
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この記事へのコメント
kanaboonbn
かる
kanaboonbn様
コメントありがとうございます。
さすがにUSJに行くからといっても、USAのシャツはないですよねぇ。
確かに中国や韓国から旅行で来日するお姉さんらよりはマシかもしれませんねぇ。。。f(^_^)
まぁ、大阪のオバちゃんのヒョウ柄も似たようなものがあるかもしれませんが、彼女らにしては「めいっぱいなオシャレ」なんでしょうし、私の”感性”と合わなかったのかもしれないですし、でもちょっと私には受け入れられそうにないです、これも歳のせいかな。
出張族
年末で実家に帰る新幹線の中で読ませてもらってます。
少し前に仕事でベトナム行きましたけど、あのときの記憶がよみがえってきます。
かる
出張族さま
年末移動ご苦労様です。
記事が長旅の時間つぶしにでもなれば幸いです。
これからも宜しくお願いいたします。