日本人にはあまり馴染のない島かもしれません、タイのタオ（TAO）島。
ダイビンググッズを抱えた欧米人をチュンポーンの町で見かけますし、マリンスポーツなどでは結構有名なんだと思います。
私もこの島は大好きでして他の有名観光地のように人も多くなく、青い空と海の間でビール飲みながらビーチでのんびりするにはもってこいの島だと思います。
チュンポーンの町からフェリーで約３時間のタオ島、この日ゆっくり休暇を過ごそうとフェリーに乗り込みましたが結局上陸叶わず引き返すことに。
タオ島で予約していた宿のキャンセルやチュンポーンでの宿の手配し直しなど、１つ予定が狂うと芋づる式に“やらなきゃいけない事”が出てきてしまうんですよねぇ。
単に運が悪かっただけなのか、日頃の行いが悪いためなのか、おそらく後者なのでしょう。
確かに乗船した時から天気は良くなかったのです。
“今回はあの突き抜けるような青空と海は拝めそうにないなぁ”とは思いながらもホテルも予約しているし、ここまで来て行かないわけにはいきません。
徐々に荒れてくる海、空も一層暗くなり大粒の雨が落ちてきて嵐に巻き込まれたみたいに。
何かしら船も全然進んでいる雰囲気がありません、というかむしろ潮に流されている感じ。
沖に視線を移しても、“あんな島あったかな”と思うような景色。
と、その時私の目に飛び込んで来たものが“竜巻”でした。
初めて見た“竜巻”に感動し眺めていた私。
他の客も徐々に集まってきて、傾くのではないかと思うくらいにフェリーの左半分に人が集結。
しかもその竜巻、徐々に近づいているような感じです。
“船長が余興がてら近づいてるのかな？”、一瞬そう思いましたがそんなわけはないですよねぇ。
しかし、やはりフェリーと竜巻の距離は縮まってきています。
結局、フェリーは引き換えしチュンポーンの港へ逆戻り。
私は「行けなかったほう」なのですが、きっとタオ島から「帰れなかったほう」に分類された人もいたはずです。
こういう場面に遭遇してしまうと予定も台無しですよねぇ。
団体旅行なんかだとツアー会社がその後の処理もしてくれるのでしょうが、個人旅行となると全て自分でやらなくてはなりません。
皆さんも十分余裕をもって旅行の計画を立てましょう、思わぬ事態がいつ降りかかってくるかわかりませんし。
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