ベトナムの民家の軒先で“イイ感じ”を醸し出しているスクーター2台に遭遇。
不法侵入とは知りつつも少しお邪魔して近づいてみることにしました。
そこに停車してあったのは、シルバーの“ジョーカー”と赤い“ベスパ”。
“ほほう、これはイイものを見つけた”とばかりに素早く画像に収めさせてもらった私なのでした。
まずはシルバーのほうですが、ご存知(?)ホンダのジョーカー。
1980年代に日本でも売られていましたが、何故かあっという間に見なくなったスクーターですね。
こいつが日本製なのかどうかは定かではありませんが、当時はいろいろカスタム部品なんかも出回っていて人気があったような思い出があります。
テールランプ周りの形状が独特で何かしら第2次世界大戦中の軍用バイクみたいな雰囲気ですよね。
この時代ってスクーターも勿論あったのですが日本ではレーサーレプリカ的なバイクも人気が高くライバル車も多く、今一つ人気が出なかったのかもしれませんねぇ。。。今また再販したら結構人気出るんじゃないかな。
最近の小排気量のスクーターって何か個性がなくてつまらないですもんね。
さて問題はこちらの赤い“ベスパ”のほうです。
最近は、ピアッジオ社も“アプリリア”など日本でも知名度が高いモデルが出てきていますが、やはり「ピアッジオと言えば“ベスパ”」が一番日本人にはシックリ来ると思います。
その他に“モト・グッチ”という『モト冬樹』と『グッチ裕三』の元びジーフォーの芸名の由来となったブランドも有名ですよね。
この“ベスパ”、かなりの年代物に見えますが、もともとあまり形の変わっていないスクーターなので詳細がよくわからないのです。
見たところ1960~70年代のものでしょうか。本元のイタリア以外でアジアもライセンス生産されていたバイクなので微妙に現地化されているかもしれません。
特長である片持ち式のフロントサスペンションもこちら側から撮影した画像では拝めないのが実に残念ですねぇ。
なんせ置いてあった場所が民家の軒下でしたので、いつ窓が開いて住人が顔を出すのかドキドキものでの撮影敢行、とても勝手にハンドルを切ってタイヤを反対側に向ける勇気がありませんでした。
日本でバイク人気が復活の兆しがあると言われるものの、黄金期の1975~1990年あたりに比べると今の人気なんて足音にも及びませんよね。
しかもバイク購入者は殆ど中高年ということですから、今後もあまり面白いバイクが登場する期待は持てそうにないと私は予想しています。
とことで、コイツらに遭遇したベトナムで人気な”ホンダガール”。
個人的にはめっきり数が減ってきているような気がしているのは私だけでしょうか。
まぁ、ホンダに乗っているからそう呼ばれているわけではないのですが。
”ベスパレディ”、”ヤマハウーマン”や”キューティースズキ”とか新たな文化が出てこないかなぁ。。
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