タイの市場などでよく見る光景ですね。
私はこれまでこれを何の疑いもなく「ロンガン(Longan)」だと思い込んで購入していましたが、どうやら「ロンコン(Long Kong)」という別のフルーツみたいです。
「ロンコン」は漢字では「龍功」と表すようで、市場に並んでいると私には全く「ロンガン」と見分けがつきません。
一方で「ロンガン」は、「龍眼」とか「竜眼」などなり「リュウガン」とも呼ばれるらしく、私たちに馴染のあるのはこちらの方みたいです。
しかも、皮を剥いてみても果肉や種も「ロンコン」と「ロンガン」は瓜二つ。
味もよく似ていて、“もう、どっちも「ロンガン」でいいじゃんよ!”
これが私の正直な感想なのですが、全般的に「ロンガン」のほうが甘みが強いので、私の好みはどちらかと言うと「ロンコン」なのです。
今回は、そんな「ロンコン」に敬意を表してちょっとだけ違いを探ってみました。
ちなみに、こちらが「ロンガン」が詰まっているバスケットです。
やっぱり見分けつきませんよねぇ、でも現地タイ人からするとこの収穫後のバスケットの入った状態でもちゃんと見分けることができるから不思議です。
私には“同じフルーツで、少し生育状態や熟成状態が違うかな”くらいにしか見えないのですが。
しかし、実っている木を見るとその差は歴然で、葉っぱの形は似ているものの「ロンコン」と「ロンガン」は容易に見分けることができます。
「ロンコン」は、木の幹部分のわりと太い箇所にブドウのような形で実がなります。
その実たちもわりと密集してなっているのが画像でもわかると思います。
一方で「ロンガン」ですが、木の先のほうの細い枝あたりに実がつき、密集はしているものの「ロンコン」と比べるとまばらに実がついているのがわかりますね。
このためか「ロンガン」は、“小枝つき”で束ねて売られていることも多いので、確実に「ロンガン」をチョイスするには、この“小枝つき”状態のものを選ぶと間違わないと思います。
ソイカウボーイ(SoiCowboy)にも似たような名前のゴーゴーバーがりますが、こちらは今回の「ロンガン」とは全くの無関係(←当然)。
もし将来「ロング“コン”」という名前でゴーゴーバーがオープンすれば、きっと「ロング“ガン”」のオーナーがこの「ロンガン」と「ロンコン」から茶目っ気で命名したお店と言うことになるのでしょう。
私もわりと「ロングガン」へは立ち寄りますが、まぁ、あの客入り具合で姉妹店展開は無さそうですね。
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