【ベトナム】ホーチミン空港でのABTCの威力と有料で使える空港ラウンジ

ベトナム随一の商業都市ホーチミン（Ho Chi Minh）。「行政の中心は首都ハノイ、商業の中心はホーチミン」と言われているだけあって外国系企業の進出が多く近年猛スピードで発展が続いている都市ですね。
そんなホーチミンの空の玄関口であるタンソンニャット国際空港（Tansonnhat International Airport）も旅行者に加え仕事で訪れる人が急増しあまり大きくない空港ということもあり、イミグレ（入出国）や搭乗待合場所は時間帯によっては大混雑。
また通常は入国時にビザ（到着ビザ）を取得する必要があり、その窓口も数が少なく大混雑してしまいます。この通称“アライバルビザ（Visa on arrival）”の取得について、APECカード（ABTC）所有者は取得が免除されていて入出国に関しては記入する書類がないというお得なシステム。
今回は、APECカード（ABTC）を使ったタンソンニャット空港の便利な入出国とスターアライアンスゴールド会員向けの空港ラウンジを紹介したいと思います。

まずは入国ですが、ずらっと並ぶ入国審査窓口の一番左側がAPECカード（ABTC）の専用レーンがあります。
「APEC CARD HOLDER」みたいな表示が電光掲示板に表示されているので比較的簡単に見つけることができます。意味が分からず並んでいる人も多いですが、カード所有者以外は追い返されていくので長蛇の列になっていても順番は早く回ってきます。
前記のように提出する入国カードなど書類はありません。
パスポートとカードを審査官に提出すると、つたない英語で

「How many days?」

と聞かれるので、適当に答えておけば簡単にパスできます。

続きまして出国ですが、チェックインを済ませたら右端に進んでください。
乗務員（CREW）が通過しているゲートと同じゲートをAPECカード（ABTC）所有者は使うことができます。
スワンナプーム空港ほどではありませんが、混雑している一般の出国審査場を横目にすんなり出国することができます。

スターアライアンスゴールドの空港ラウンジは、出国後に店で入場券みたいなものを購入することでメンバーやビジネスクラス利用者でなくても使うこともできるようです。
場所は、出国したらコンコースをひたすら左側へ向かって歩いて行ったGate9の付近に入り口があります。
入口が小さく少し見つけにくいかもしれませんが、画像を頼りにたどり着いてみてください。
有料で入場できる純粋なスターアライアンスの空港ラウンジではなく、看板は「SASCO “ROSE”CIP Lounge」
となっています。

とはいうものの、中に入ると軽食、おつまみや酒類が準備されていて、当然無料wifiつき。
出発までの時間を快適に過ごすことができます。

時間帯にもよるんでしょうが、私が使った時は表の雑踏とは無縁のガラガラ状態。
入場料を払うことで飲み放題・食べ放題・つなぎ放題ですんで、待ち時間が長い場合など変に表でビールなどに高いお金を使うくらいなら、すんなりこのラウンジに入るほうがお得かもしれませんね。

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