簡単に言うと「インド風のパン」ですね。
インドの小麦粉料理といえば”ナン”とか”チャパティ”とかが有名ですが、この”ロティ”もメジャー料理のひとつ。
どちらかと言うと「クレープ」みたいな感じですかね。
出来上がりはクレープとは似ているんですが、作り方がちょっと違いますが。。。
イスラム教の国を中心に広くアジアに広まっていて、タイなのでもよく屋台を見かけますよね。
マレーシアでも庶民の味として根付いていて、マレー系やインド系の朝や昼ご飯の定番と言ってもいいと思います。当然、雑食性の中華系にも大人気。
一緒にいただくソースのバラエティもカレー味から砂糖味まで、生地のトッピングも卵からイワシまで。。。
考えてみれば、これだけ豊富な味を演出できれば広まっていくのも当然といえば当然なのでしょう。
ロティとは”パン”という意味らいいのですが、生地の状態では確かにそれをうかがわせます。
小麦粉に卵を溶いてバターのとぎ汁みたいな油を混ぜてボール状にします。
ここからが、ロティの他の小麦粉料理と違うところ。
生地を伸ばし広げていきます。
で、さらに広げます。
この手際の良さが見る者の心を奪っていきます。
思わず、
”おぉぉぉ!!!”
って言ってしまいます。
いえいえ、まだまだ伸ばすんです。
薄っぺらで向こうが透けるくらいになるまで伸ばして、鉄板で焼きます。
広げた生地を先ほどのバターのとぎ汁みなたな油を敷きながら焼いてたたんでいくんですね。
こういう料理方法は、ロティならではではないでしょうか。。。
たたむ大きさはシェフ次第、というか装うお皿の大きさに依存している様子。。。
あとは、お好みのソースをかけて召し上がれ!
って感じですかね。
マレーシアでは、このロティを作るコンテストが開かれるくらい人気な料理。
出来上がったものを最カットしてくれるお店もありますが、基本は手で千切って食べます。
一般的なソースはカレー味。
といっても、チキンカレーだったり、豆カレーだったり、日本人の考えているよりもカレーのバラエティは海外では多いです。。。
だいたいの屋台で付いてくるカレーは薄めのグレービーやサンバルだったり、ダールカリー(豆を煮込んだカレー)が一般的ではないでしょうか。
バターのとぎ汁みたいな油もずいぶん使いますし、味付けも基本はカレー味。。。かなり高カロリーな逸品だと思います。
高カロリーな食べ物は得てして美味しいものが多いのですが、ダイエット中の方は気を付けたほうがいいかもしれません。
案外ベジタリアンの人って、太っている人が多いですよね。
それはマレーシアでもインドでも同じようです。きっとこんな料理のおかげで知らず知らずのうちにメタボになっているのではないでしょうか。
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