「魚を3匹と鶏1匹と交換」
という、この界隈では”暗黙のルール”が存在し、新鮮な鶏をゲットするために魚を釣ることもしばしば。
この日もいつもの”パクー”のいる野池で釣り開始。
(↓↓以前のパクーの釣りの様子はコチラからどうぞ↓↓)
”パクー”がタイにもいます、殿方はご注意を
「よし!ヒットォォ!!」
さっそくゲットです。
大きさは、いつも釣れるパクーをちょっと小ぶりにしてくらいですが、なんか見たこともない別の魚が釣れました。
なんじゃ、こりゃぁぁ???
一見、テラピアに似ています。
テラピアなら全然珍しくなく、そこいらじゅうで養殖してますしバンコクでもどこでも屋台で焼かれています。
(ちなみに、テラピアってタイの魚みたいに一般的ですが、原産はアフリカで日本の天皇陛下がその昔に寄贈したのが「タイのテラピア」の始まりなんですよ)
が、決定的にテラピアと違うところがあります。
なんと胸毛が2本あるんですよ、コイツは!!
一本なら「波平魚」って名づけようと思ってたのですが、2本生えてるとそうもいきません。。。。
胸毛が2本というところは「グラミー」に似てますよね。。。でも日本で人気の熱帯魚のグラミーはインドあたりが原産のはずですし、だいたい大きすぎる。。。日本で見るやつは、せいぜい6~7cmくらいです。
コイツときたら、ゆうに1kgを超えています。
現地人たちに鑑定をお願いするも、誰も正体を知らない。。。。「珍しい魚だ、きっと新種に違いない」ということで一同納得。
。。。。もし新種だったら。。。。私が第一発見者。きっとニュースにもなるでしょうし、もしかするとテレビ出演のオファーもくるかもしれない。。。。
こんなことが頭をよぎります。
「また釣れるかもしれないぞ!オマエもう一度行って釣ってこい!!」
「ラジャー、任せとけ」
って感じで現地人に煽てられ、再度釣り場に。。。。でも、その後はサッパリ釣れません。
陽も暮れかかり諦めて戻るろうとしていた矢先に私の携帯が鳴りました、さっきの現地人からです。
「どうだ?釣れたか??」
(なんで上から口調なんだよ)
「いや、釣れなかった。今から戻るよ」と私。
「そうか、じゃ早く帰ってこい。オマエのぶんなくなるぞ!」
(だ・か・らぁ。まだ上から口調なんかい)
。。。。???意味不明???。。。
「アライナ?(どういう意味?)」と私。
「さっきのお前の釣った獲物だよ!今皆でBBQにして食ってるところだ」
「!!!!」
急いで戻るも時すでに遅し。。。跡形もなく彼らの胃袋に消えていった後で既に宴会モードに。。。
「そんなに魚にありつけなくて、悲しいのか?」
と現地人。
ま、彼らにこの心境を理解するのは難しいですよね。。。「マイペンライ、マイペンライ」、そう答えるしかない私でした。
(関連記事です)
大物“パクー”を軽々持ち上げたタイの「意地悪ばあさん」にやられた話
(関連カテゴリ)
タイの記事一覧
お姉さんの実態シリーズ❤の記事一覧
お姉さんの部屋シリーズ❤の記事一覧
お姉さんが来たシリーズ❤の記事一覧
「出会い」のあるシチュエーション❤の記事一覧
タイの田舎生活奮闘記♪の記事一覧
タイのホテル体験レポートの記事一覧
タイのレストラン紹介の記事一覧
タイ料理の記事一覧
お姉さんの「ボク夏」💘の記事一覧
タイの夜遊びの記事一覧
期間限定シリーズ❤の記事一覧
画像保管庫の記事一覧
この記事へのコメント
高田 健二
私の友人である元Web魚図鑑のスタッフにこの魚の同定を依頼しました。
以下は彼からの受け売りとなります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジャイアントグラミーです!
http://zukan.com/fish/internal4289
観賞魚の世界でもよく知られている魚ですね。魚図鑑に投稿された方によれば刺身では食うべきではないということでした。
唐揚げなどが美味しいかもしれません。日本ではアクアリスト向けの魚も、原産地では重要な食用種です^^
タイだったらグラミーの仲間は色々いると思いますが。最も有名なドワーフグラミーは、インド原産ですけどね。
タイでおなじみの闘魚(ベタ)もこの仲間です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
との事です。
余計なお世話かも知れませんが、お伝えさせて頂きます。m(_ _)m
かる
いつも応援ありがとうございます。
正式には、「ジャイアント グラミー」っていうんですか。。。私は初めて見た(釣れた)んですが、日本ではあまり馴染みないですよねぇ。
結局、お目にかかれたのはこの1匹だけ。以降は全く姿を見れず、私の中で”幻の魚”になっています。
気になるお味のほうなのですが、トムヤムに入れたせいで本来の味はよくわかりませんでした(笑)。
これからも宜しくお願いいたします。