調理道具も用意したし、市場で調達できるものもだいたいわかった。。。。
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地方滞在、食生活改善にむけたプロジェクト施行
タイ はたして料理の食材はローカル市場で売っているのか
よし、初めての料理はアウトドア料理の定番「カレーにしよう！！！」
現地人の仲間たちにも是非日本のカレーを味わってほしい
。。。こんなことを思いついてしまったがために、早朝から調理に取り掛かることに。
出勤前に勝手に宿の厨房を拝借。
野菜をカットし、肉やエビなどを入れて炒める作業の開始です。
厨房で作るんなら、別に”調理グッズ買わなくてもいいじゃんよ”。。。ごもっともです。
が、ここは「料理人のこだわり」、あくまでも自前の道具に拘ります。。。
総勢20人弱の昼飯を賄うわけですから量もハンパじゃないです。。。覚えているのは、豚肉は4kg買ったことくらいで、他の食材は「箱買い」で量も値段も不明。。。こうなると、 「とりあえず切って鍋にぶち込め」って感じですね。
一通り、材料の仕込が終わって煮込みの段階に入りました。
ここで一旦鍋を火から降ろして、鍋を抱えて出勤です。。。。ここまでできていれば大丈夫でしょう。
愛車のピックアップトラックの荷台に鍋を乗せ、辺りに臭いを振りまきながらの出勤。
「これが日本のカレーじゃぁ、オマエらよぉーく嗅ぎやがれぇぇ」
仕事場に着いても現地人の注目の的です。
しかもカレーのいい香りが周辺に立ち込める。。。現地人、日本のカレーが気になってしょうが無い様子。
。。。ふふふ、俺の勝ちだ。。。心で呟きました。。。
午前11時を過ぎ、そろそろ最後の仕上げ。
冷えてしまったカレーを温め、追加のルーを入れるために近所の屋台へ鍋を持ち込みます。
さすがにいつも昼食をとっているだけに、厨房の使用を快くＯＫしていただきました。
そして昼が来ました。野郎ども食らいやがれぇぇぇ！
カレーに群がる現地人たち、至る所で輪になって日本のカレーをむさぼっている姿をみると、
なんか、朝早くから頑張ってよかったなぁ。。。妙な達成感が湧いてきました。
「旨い！旨い！」と至る所で声が聞こえてきます、日本のカレー！万歳！！！。。。中には一人で３杯食って午後から仕事にならないヤツも。。。まぁ、今日は許してやろう。。。f^^;
こうして、華々しく現地での第一作目「日本式カレー」は好評のうちに皆の胃袋に消えて行ったのでありました。
しかし、結局私の口に回ってくることはありませんでした。。。。材料代だけで、5000円くらい使ったのに。。。
仕方ないので、私はカレーを温めた屋台で焼き飯を取ることに。
すると、屋台のおばちゃん「わたしのは何処にあるの？」....すっかりおすそ分けを忘れてたぁ。。。
お詫びに余ったカレーのルーを進呈することに。
おばちゃん嬉しそうにショーケースに飾ってくれました。
結局、この飾っていたカレーのルーも数日後にはカレーになってしまったんですが、今でも空箱だけは飾ってくれてます。
皆さんがタイの地方の屋台で食事をされた時に、ショーケースの中のタイの食材に交じって日本のカレーの箱を見つけたら、その屋台が私がカレーを作った屋台です。。。
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