前回、ポンペイ島に残された旧日本軍の戦車を紹介しましたが、あれらの戦車の状態の良いものに手を加え動くようにまで復元したものがあります。
色合いも迷彩色に塗られ、
「え?当時の戦車ってこんな柄だったん??」
という感はありますが愛嬌として、なんとナンバープレートが付いています。
「当時もこんなナンバープレートあったんだろうか、しかも戦車に。。。」
戦車に詳しくない私には事実関係はよくわかりませんが、雰囲気は満点です。
復元といっても、エンジンは日本製ながら車のものを流用、当然ですが弾は撃てません。
これを復元しているのは、ポンペイ島のコロニア郊外にあるオーストラリア人の経営する鉄工所。
このオーストラリア人、かなりの「日本軍マニア」で日本人の訪問を心地よく受け入れてくれました。
そのほか、当時の戦闘機も復元中でして次回見せてもらうことにしました。
工場内には、海から引き揚げられた日本軍の戦闘機や輸送機のエンジンとかも転がっており、さながら博物館。
や、
さらには、
こんなものまで保管されています。
マニアの方にはたまらない品々なんじゃないでしょうか。。。
あいにくの雨で、戦車を表で走らせる光景は見れませんでしたが、エンジンをかけてもらうと、「雰囲気最高!」です。
オーストラリア人の経営者いわく、やはり「日本製は最高だよ、ほかの国のじゃこんなに長く保管できないだろうし、修復もできなかっただろう」とお言葉をいただき、伝統の日本の「モノつくりの匠」が海外で評価されていることを嬉しく感じました。
このオーストラリア人、前にも述べたように「日本軍マニア」で、それが奏してポンペイへ移住したそうで、自宅には銃や刀などをはじめ、かなりの日本軍グッズを持っているようです。
次回は、ぜひ自宅に案内してもらわねば!
この戦車のある鉄工所も、前回の野ざらしの残骸たちも、特に観光名所というわけでなくガイドブックには載っていませんので見つけるのは少し苦労されるかもしれません。
是非現物が見たいと思われる方は、連絡いただければアドバイスできると思います。
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